1979s / Japan

Flame Size W455 H570mm

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加納作品の特筆すべきは、その独自の技法にある。鮮烈な色彩の作品の数々はいずれも、無限の階調を持つ波長域の中からある色彩が私たちの眼前に立ち現れ、それがそのままイメージを形づくる瞬間を画面の中に定着させる試みだと言える。色彩と、それによって知覚される物象の絶え間ない変容と流動における一瞬の姿を、大気の震えの中で揺らめく穂先の一点のごとく捉えた加納光於の作品は、つねに清新な視覚世界を示してきた。その一瞬の空気を切り取る作品は、一瞬が永遠であり続けるObjet d Artが創造する世界観に溶け込む。
*紙、エンコスティック　
額裏にサイン、タイトル、年記と技法の記述